1/22、1/26、5/14の日記でネタに使っていたお話し。ネタにしておいて、その後どうなったかをフォローしないのがこのサイトの悪いところ(自覚してる)ので、たまには真面目に経過を追ってみた。
梶尾真治の『クロノス・ジョウンターの伝説』が『この胸いっぱいの愛を』という、身も蓋もないタイトルに改題され、内容的にも全く別の話になって映画化されている。先週末から公開されているので、評判が気になるところ。はてなで感想を拾ってみたけど、原作を気にしなければまあ、そこそこ楽しめるレベルにはなっているようだ。もちろん自分は未見。しかし当今流行りのベタな感動路線のCMを見ていると見る気がしなくなってくるよなあ。
で、ネタにしたいのは本の方。
ということで、『クロノス・ジョウンターの伝説』の歴史をおさらい。
クロノス・ジョウンターの伝説 単行本 [1994/12] 朝日ソノラマ
⇒最初の「クロノス・ジョウンター」。第一話「吹原和彦の軌跡」第二話「布川輝良の奇跡」を収録。
クロノス・ジョウンターの伝説 ソノラマ文庫NEXT [1999/06] 朝日ソノラマ
⇒既存の二話に第三話「鈴谷樹里」の奇跡を追加収録。
クロノス・ジョウンターの伝説 ソノラマ文庫 [2003/06] 朝日ソノラマ
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⇒既存の三話に徳間デュアル文庫のアンソロジー『少女の空間』に書き下ろされていた外伝「朋恵の夢想時間」が追加されている。
あれ、ソノラマ文庫版の表紙が持ってる奴と違う。↓が昔の表紙。なんで変えちゃったんだろう。それほど悪いとは思えない。映画化に伴ってヲタ臭さを無くして一般層にアピールしたかったのか。

で、映画公開合わせでこんなのが出ていた。
新編クロノス・ジョウンターの伝説 単行本 [2005/07] 朝日ソノラマ
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⇒外伝「朋恵の夢想時間」とSF評論を割愛し、著者自身による作品解説を加えた新装版。
映画や今後予定されている舞台の方から入ってくるであろうライトな顧客を当て込んでの商売なんだろう。装丁も当世風だし。って、エピソード減らしてどうするよ!徳間の許諾が取れなかった?ソノラマ文庫版が品切れになっているのに作為を感じるのは悪い大人の勘ぐり過ぎだろうか。
そして更にもう一冊。
この胸にいっぱいの愛を 小学館文庫 [2005/09] 小学館
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⇒原作者自らによるノベライズ。
改題してそのまま売ってるのではなくて、原作者がわざわざ映画に合わせてノベライズを書いているところがミソ。カジシンに書かせてきっちりこのタイミングで出してくるってのは商売としては見事だ。しかし、小学館からこんなの出されちゃったら、ソノラマの立場が無いような……。
んで、こんな展開も。
この胸にいっぱいの愛を フラワーコミックススペシャル [2005/10] 小学館
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⇒河丸慎によるコミック版。
と、見事なまでに感動系作品の当今の売り方を踏襲してきているところが素敵過ぎる。次はテレビドラマ化かな。
投稿者 nununi : October 11, 2005 02:59 PM