続いてライトノベル部門。
⇒去年の結果はこちら。
●銀盤カレイドスコープ Vol.9 [海原零]
●ランブルフィッシュ10 [三雲岳斗]
●戦う司書と恋する爆弾 [山形石雄]
●図書館戦争 [有川浩]
●マルドゥック・ヴェロシティ [冲方丁]
次点⇒盤上の四重奏 [友桐夏]
いまさら説明するのも無用な有名作品揃いだけど、とりあえずコメント。まずは『銀盤カレイドスコープ』。この作品をトリノ五輪の前に読み始めることが出来たのはホントにラッキーだった。見事過ぎる大団円に拍手。この作家が今後、どう伸びていくのは要注目。(一巻から感想を読みたい人はここから)
『ランブルフィッシュ』も密かに最終巻を迎えているのだけど、あんまり評価されて無くて個人的には寂しい限り。終盤展開を急ぎすぎたきらいは確かにあったけど、10冊も書かせて貰えて綺麗に幕を下ろせたのだから十分立派。セットでBookoffにあったら是非衝動買いして欲しいシリーズだ。』。(一巻から感想を読みたい人はここから)。
『戦う司書と恋する爆弾』に関しては、シリーズを通してではなく、この作品単体での評価。この後の三冊も読んだけど、文章は上手くなっている一方で、処女作が持っていた、熱さと瑞々しさは失われているように思えて、少々ガッカリだったのだ。今後の持ち直しに期待。
『図書館戦争』もやはり外せない。有川浩はこのまま脱ラノベ路線で、社会派作家への道を突き進むのだろうか。個人的には、堅苦しい話抜きで、エンタメ一筋の単純な娯楽作品も一度読んでみたいと思っているのだけど……。
『マルドゥック・ヴェロシティ』はめくるめく百鬼夜行たちの異能バトルを心ゆくまで堪能出来た素敵な三冊。山田風太郎の衣鉢を継ぐ者がここにも居たか!という望外の喜びを感じさせてくれた。全キャラをビジュアルで見てみたいよ。
『盤上の四重奏』は次点扱いで。期待賞扱い。結局昨年はこれ一冊しか本が出なくて、コバルト作家として年一冊ってのは作家生命的にヤバイんじゃないの?と、正直心配。単純に筆が遅いのか、それとも売れなくて干されているのか、もう一花咲かせて欲しいなあ。
なお明日は一般小説部門の年間ベストについて書く予定。
投稿者 nununi : January 30, 2007 09:55 PM