![]() | 機動戦士ガンダムギレン暗殺計画 1 (1) (角川コミックス・エース 83-5) 富野 由悠季 Ark Performance 角川書店 2008-02 by G-Tools |
漢汁に溢れた渋すぎるカバーデザイン。総帥の「買えよ国民!」オーラにつられてフラフラとレジまで持って行ってしまった。
ジオン公国内にも反ザビ派は存在したという設定で、歴史の闇の中に消えていった「ギレン暗殺計画」の全貌を明らかにしていくサイドストーリー。実際にはギレンはア・バオア・クーで実妹のキシリアに殺されているので、この暗殺計画は成就していない。
物語の時間はUC0079年12月26日からスタートする。一年戦争は0080年の1月1日で終わるので、まさに終戦直前だ。確定している史実の中にいかにしてリアリティの高い「ありそうな話」を織り込むことが出来るかが作者の腕の見せ所だろう。本編では描かれることの無かった(打ち切りになっちゃったからね)、終戦間近のジオン本国の様子を垣間見ることが出来るのが興味深い。主に戦傷者で組織された首都防衛大隊(配備されているMSはMS-06FZだ!)とか、情報統制された中でも流されているアングラ放送、なんだか無性に格好いいダルシア・バハロとか、ガンダムオタク的には見どころ満載で楽しいぞ。
ガンダム、特にファーストガンダムにまつわる後付設定商売には手を出しはじめたらキリが無いのが判っていたので、これまではなるべく関心を向けないようにしていたのだった。『The Origin』の既刊を集めるだけで16冊も買わなきゃならないんだぜ。ああ、なんという怖ろしい商売。これ以上ハマらないように自制しておかなくては。なんとかマンガ喫茶で済ませたいところだけど、けっこうこの手のコミックって置いている店が限られているんだよなあ。
[参考リンク;ギレン暗殺計画 ジオンの闇に触れる暗殺計画を追う捜査官の活躍/大炎上]
投稿者 nununi : March 9, 2008 11:43 PM