![]() | 夜は短し歩けよ乙女 第1集 (1) (角川コミックス・エース 162-2) 森見 登美彦 琴音 らんまる 角川書店 2008-03-26 by G-Tools |
森見登美彦の同名作品のコミカライズ版。
うーん違う。違うんだ。こういう話じゃないというか、イメージのとらえ方が根本的に違っている。原作第一章「夜は短し歩けよ乙女」で描かれた、奇跡のような京都の夜はこんなんじゃないんだ。あの独特のふわふわした不思議な酩酊感を絵で表現するのは難しい。
琴音らんまる描くところの「乙女」ちゃんは確かに天然で可愛らしく書けているのだけど、そんなに萌え萌えしたタッチじゃなくて、あといくばくかの文化系女子のエッセンスを取り入れて欲しかった。なんてったって京大生なんだから彼女は。
Amazonのレビューでも突っ込まれていたけど、原作を知らない人には意味不明な内容にしか読み取れなかったと思う。非ヲタ向けに書かれたファンタジーを、ヲタ向けのマンガ言語で翻訳するとこうなってしまうのかなあ。
全体の半分がコミックオリジナルのエピソードなのもいかがなものかと。三話の占い編がかなり滑ってる。原作のボリュームから考えれば、まだ1/4しか元ネタを使っていないのだからそのまま使えばいいのに。ひょっとして長期連載狙っているとか?続きを買うかどうかは正直微妙な出来映え。