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起床(6:30)。いかん寝過ごしている。スプリングの効いたベッドはやっぱり寝心地がいい。このままだと永遠にまどろんでいられそうだが、旅行に来て一日寝ててもしょうがないので、朦朧としつつも身仕度を整えて出発する(6:50)。
今日も空はきれいに晴れわたっている。当たり前なんだが東京より涼しいのが助かる。日差しは夏の日差しなのだが、爽やかさが違う。左の写真は駅前の開運橋から見た北上川と岩手山。なんかすごくいい(意味不明)。気分が盛り上がって浸ってるうちに盛岡駅到着(7:00)。今日は日本百名山の一つ。八幡平(はちまんたい)に登るのだ。 →八幡平登山に関しては山行報告『八幡平』の項を参照 |
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| 失意の八幡平紀行(笑)だった。とっとと下山してしまったのはいいんだが、バスの発車まで1時間もあるよ。ベンチに座ってひたすら脱力を試みる。天気もいいし涼しいし景色もいいしで、確かにわらわら人が寄って来るのも仕方がない気がしてきた。
ほぼ定刻通りバス発車(13:45)。うつらうつらしているうちに盛岡に着いていた(15:37)。毎年来ていながら盛岡は一度もまともに観光したことが無いのだが、今日もあまり時間がない。本日のお宿は花巻ならの里YH。夕方には盛岡を出ないと間に合わないのだ。仕方ないので地下街で盛岡の新名物冷麺を食す。全然美味くない!キムチ味のスープにスイカを浮かべなくてもいいじゃん。まともな店で食えば美味しいのだろうか。素直にわんこそばを食べておけば良かった。 JR東北線で花巻を目指す(17:00)。盛岡-一関間は運行本数も多く。車両も新しい。通勤客は学生の多い都市型路線だったりする。雰囲気はいい路線なんだが、ボックスシートでないのがつくづく惜しい。 |
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さて花巻到着(17:39)。あれ、バスの時間まで1時間もある。いっそ歩いていこうかと血迷いかけるが、昨日YHに予約の電話を入れたときに「絶対に歩いてきちゃダメ」と言われたのを思い出し、おとなしくバスを待つことにする(本当は時刻表を読み間違えており30分待てばバスは来たらしい)。
花巻の繁華街は駅から離れたところにあり、駅周辺は本屋すら無く寂しい限り。時間をつぶすのも大変なのだが、それでも持ち前の神社サーチ能力を発揮、藤木稟ファンが大喜びしそうな藤木大明神を発見。藤の古木があるところから名付けられたらしい。見たところまだファンは押し掛けて居ないようだ。 |
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| 夕闇が押し迫りつつある中で晴山行きのバスが到着(18:40)。あの、乗客わたしだけなんですか。またしても高まる不安。わたしの見るからに旅行者風なバックパック姿を見て取った運転手が「どちらまで」と聞いてくれる。花巻ならの里YHまで行きたい旨を伝える。聞いていたとおり札長根というバス停で降りればいいらしい。市街に入ると地元の人々が続々と乗り込んできて少し安心。市街地を抜け寂しげな田園地帯に入るとそこが札長根(19:00)。ひっそりと佇むバス停。もちろん他に降りる客はいない。ちょっぴり嫌な予感。 |
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| 道端にYHまで20分という看板が立っている。看板の写真が素敵に撮れたので載せておく(画像修正なし)。イーハトーブな雰囲気が盛り上がってくる。バスの運転手いわく「ちょっと歩きますよ」とのこと。男の足なら15分くらいかなと思って歩きはじめる。いい感じで日が暮れてきている。夕焼けの微妙なグラデーションに見とれているうちに更に暗くなってしまう。YHまでの道はどこまでもまっすぐに続いている。東側なのでもう真っ暗だ。
歩けども歩けども全然着かない。ああ、またこのパターンかい。道は間違ってないんだからと言い聞かせながら先を急ぐ。が、とにかく暗い。民家らしき建物が見えてくるがこの建物ではないらしい。ここで道は右に90度直角に折れ曲がる。この先更にアップダウンのある道が続く。傾斜で向こう側が見えないのは思ったより不安感が増すものだ。この間15分。通行人どころか車の一台も通らない。カエルとスズムシとカラスの鳴き声だけが賑やかだ。 |
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| 暗い暗いと思ってあたりを良く見回してみると街路灯が全くないのだ。道理で暗いわけだ。都市部ではなかなか体験出来ない暗さだ。かろうじて周囲が見えるうちにヘッドランプを装着。ああ、もってきて良かった。しかし傍からみるとかなり危険なヒトである。頭部に装着されたヘッドランプが周囲の闇を切り裂いていく(大袈裟)。道端のリフレクターが光を反射して無気味に浮かびに上がってくるのが怖い。
いつになったら着くのだろうか。「ちょっと歩きますよ」どころじゃないじゃん。心細さはつのるのであった。ん?白い何かに光が反射している。YHの案内版のようだ。どうやらここで左に曲がるらしい。ヘッドランプが無かったら見逃していたかもしれない。危ない。そこからさらに5分。ようやくYHの灯が見えてくる。時刻は19時30分を回っていた。長かったようだが30分しか歩いていなかった(笑)。でも月はきれいだった(またこのオチかい)。 |
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