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京都魔界紀行

旧東海道自転車紀行の余録です。ちっとも怖くない筈。

2001/07/21-22

豊国神社-耳塚-六道珍皇寺-六道の辻-六波羅蜜寺-上賀茂神社-玄武神社-若宮神社-総神社

国立京都博物館
国立京都博物館
三条大橋に到着した筆者は、スターバックスで一息ついたあと、おもむろに京都観光をスタート。いわくありげな寺社だけを観光して回る不毛な旅の始まりなのであった。鴨川沿いに川端通りを南下。七条大橋のところで左折して七条通へ。空腹を覚えたので三十三間堂傍の店で冷や麦をずるずると啜る。ちょうど暑い盛りの時間帯で京都は灼熱状態。ひ弱な筆者は迷わず予定変更。手近にある国立京都博物館で時間を潰す。冷房が人類の偉大なる叡智の結晶であることを実感。
耳塚
耳塚
豊国神社
豊国神社
ようやく一番暑そうな時間帯は過ぎたので、探索に出かけることに。まずは隣にある豊国神社。言うまでもなく豊臣秀吉を祀る神社だが、徳川政権に存在を許された筈はないわけで、これは明治になって再興されたもの。豊臣家滅亡のきっかけとなった、有名な国家安康の鐘がある方広寺が隣にはある。そして山門の前に設けられている塚が耳塚。朝鮮出兵の際に日本の武将たちは戦功の証立てとして首級の替わりに耳を削いで送った。おびただしい数の耳が送られたと伝えられており、これはその供養のために建立されている
六道珍皇寺
六道珍皇寺
六道の辻
六道の辻
六波羅蜜寺
六波羅蜜寺
五条通へ出て右折、次いで東大路通で左折、そいでもって松原通で左折。ここが実は本来の五条通。庶民的な風情の気分のいいところなのだが、この周辺が六道の辻と呼ばれる一画にあたる。六道の辻は、京の葬送の地である鳥辺野に通じており、生者と死者の別れの地であったとされている。

夏の盂蘭盆の際には冥土に旅だった祖霊が戻ってくる。その時に鳴らされるのが迎え鐘であり、六道珍皇寺のものは特によく知られている。実はここに来るのは二度目なのだが、前回はちょうど8/7-10の六道詣りのシーズンで、非常に活況を呈していた。

さらにその先には六波羅蜜寺。空也上人像が有名だが、葬送と死者供養の寺院として古来より信仰を集めている。ちなみにこの寺にも迎え鐘がある。

賀茂川と高野川合流点
出町柳近辺
実はこれで21日分はおしまい。やはり旧東海道走り終えてその足での観光はムリがあった。気を取り直してここからは22日分。とにかく涼しいうちに行動開始。川端通を北上して京阪の出町柳方面へ。この賀茂川と高野川の合流ポイントは京都で好きな場所の一つ。デルタの部分は葵公園。その奥には下鴨神社があるのだが、まずは上賀茂神社を目指す。
立ち砂
立砂
賀茂別雷神社
賀茂別雷神社
拝殿
拝殿
賀茂川に沿って賀茂街道を北上。朝から日射しは強烈だが、さすがにこの時間帯は気持ちが良い。御薗橋を渡ると上賀茂神社。正しくは賀茂別雷(わけいかずち)神社。世界遺産さまである。一の鳥居をくぐると緑が眩しい芝の中を通る参道へ。鳥居の赤とのコントラストが絶妙で、いつ来ても新たな感動を覚える場所なのだが、こんな時間だというのに観光バスが横付けに。畏るべし世界遺産。団体が追いついてくる前に参拝を済ませておこう。

祭神は賀茂別雷命。これから行く予定の下鴨神社の祭神、玉依姫命の子である。古代より存在が知られており、平安京成立後は王城の守護神として崇敬を集め、社格は伊勢神宮に次ぐとされる。

社殿は大部分が江戸時代初期の建造。本殿と権殿は孝明天皇との行幸に際し幕末に改築されている。また否応なく目に入る、とんがった対の円錐状の物体はが立砂(たてずな)。盛砂とも呼ばれており、神が降りる憑代であるとされる。

境内は広く、末社、摂社の類も多数存在するので本気で見ようと思ったら最低でも半日。でなくても数時間は覚悟した方が良いだろう。本殿だけ参拝して帰るのは勿体ない。

大徳寺通
大徳寺通
総神社
総神社
若宮神社
若宮神社
とはいいながらも時間には限りがあるので先を急ぐことにする。先ほどのコースをしばし逆走。堀川通、玄以通を経て大徳寺通へ。ゆるやかに蛇行した通りをだらっと走っていくと右手に総神社。上賀茂神社の別社の一つ。源義朝の妾であった常磐御前がこの地で義経を出産したという伝承が残っている。

大徳寺の外周を辿りながら、北大路通を渡り宮神社へ。疫神を祀る社で、疫病を払うための御霊会が行われる場所……、なのだが、写真は宮神社。全然違うじゃん。このページを作っている今この瞬間まで今宮神社に行ったと信じていた筆者なのだった。本物は大徳寺の北側にある。次は必ず行くぞ(悔)。


ダメらしい
イヌ駄目
蛇足:イヌ駄目

やんなくても良さそうなコーナーなんだけど、見つけちゃったから仕方が無い。上賀茂神社にて。よほど犬の糞害に苦しめられているのか、そこいら中にこの看板が。世界遺産の風格が台無しなのであった。

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