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四国紀行

act-7 2001/08/14

宇和島市街

趣があります。
桑折長屋門
起床(6:30)。今日もスカッと目覚められない。いちおう市販の風邪薬は飲んでるんだけどなあ。まあ、一日出歩いてちゃ無理もないか。本日の予定は午前中宇和島観光、続いて午後は宇和町観光、そしてその日のうちに松山に入ってしまおうという強引なスケジュール。四国なのに岬めぐりを一つもしてないんですけどいいんですか>自分。というような葛藤も無いわけではないのだが、それはまたの機会ということで。

宇和島の主要観光スポットは駅からいずれも1キロ圏内。従ってすべて徒歩で回ることにする。予讃線の列車時刻は10:05とかなり早めなので、ここは駆け足で急ぐしかない。大きな荷物を送ってしまったので、ウェストバッグ1つにまとめた装備は軽量で快適。しかし朝の7時台だというのに夏の四国の日差しは強烈で、クラクラと目眩が(嘘)、まずは絶対はずせない観光スポット、宇和島城を目指そう。

ちょっと不気味
宇和島城の井戸
入れない
宇和島城天守閣
宇和島城は1601年に藤堂高虎によって築かれた(ちょっと意外)。紆余曲折を経て、後に伊達政宗の長男秀宗がこの地に転封となり、それ以降は宇和島伊達藩として幕末を迎えるに至る。まず見えてくる桑折長屋門は家老桑折氏の屋敷の門を1952年に移築したもの。しばらくはうっそうとした木々の中を登っていく。途中、「宇和島城の井戸」を発見。これは今なお残る当時からの井戸で、この辺りは井戸丸と呼ばれていた。

頂上は標高80メートルにもなる山の上だ。ずっと木陰の中を行くわけだが、それでも汗だくになってしまう。しかしようやくたどり着いた本丸では宇和島の市街を一望の下にすることが出来、実に素晴らしい眺め。ここに天守閣がそびえているわけだが、これは昭和の代に一度解体修理を行ってはいるものの、1664年以降ずっと宇和島の街を見下ろしている由緒のある建造物なのだ。

展望は最高
天守より宇和島港
すごい橋だよ。
和霊神社へ
けっこう小さめ
和霊神社拝殿
これも立派
浄念寺

宇和島城の次は和霊神社へ。ホントは宇和島藩7代藩主宗紀の隠居所だったという大名庭園、天赦園に立ち寄りたかったのだが、時間の関係でパス。市内を流れる須賀川沿いにさかのぼり、立派な石橋を渡ると和霊神社に到着である。

政争に敗れ惨殺された宇和島藩の家老山家清兵衛を祀る。無念の死を遂げた清兵衛の霊を鎮めるため、5代藩主村候によって築かれた。宇和島だけでなく近隣諸国からも崇敬を集めたというだけあって、その社殿は豪壮で実に堂々たるもの。

和霊神社の参拝を終えて少し川を下ると右手に浄念寺。これもなにやら凄そうな威圧感の漂う堂宇なのだが、由来が書いていないので詳しいことは不明(調べてもわからなかった)。とりあえずトイレだけ貸してもらった(おぃ)。線香の香がプーンと漂う。盆シーズンなので、朝でも墓参りの人がかなり境内には見受けられる。

世界一の性資料館ですぜ
ついにキタ−!
さて、宇和島観光の最後はここ多賀神社。時間的にあともう1カ所って感じだったので、歴史資料館とどちらに行くかで悩んだのが(嘘)、やはりここしかあるまい。須賀川を河口に向けて歩を進めていくと『世界一の性資料館凸凹神堂』なる看板が!内容が内容だけにひっそりと運営されている施設なのかと思っていたがどうやらそうでは無いらしい。200メートルほどで目指す凸凹神堂に到着。正確には多賀神社の境内にある資料館、凸凹寺資料館を指す。

信じられない話だが、この長閑な四国の小都市に世界有数の性風俗コレクション2万点を収蔵する一大資料館が存在するというのだ。境内に入るといきなり濃厚なフォルムの石像の数々がお出迎え。看板には「お前とわたしは石臼夫婦重ねて廻して子をつくる」とあり、早くも訪問者のド肝を抜いてくる。入場料(\800<高っ)を払って入館。『撮影禁止・撮影料2万円』の張り紙に更に衝撃を受ける。

この看板もスゴイセンス
凸凹神堂
素晴らしい
コメントは控えます
熱海なんかの秘宝館に毛が生えた程度のものを想像してはいけない。鉄筋三階建ての無骨な施設の中にはみっしりと、それはみっしりと、日本、いや世界各地の性具やら、発禁本やら、浮世絵(春画)やら、いかがわしい民具の数々が、妄念すら感じさせる密度で展示されているのだ。あまりに量が多すぎて、真面目に見たらおそらく一日かけても足りないだろう。うげっ、気持ち悪くなってきた

一人で来ている筆者もどうかと思うが、笑い飛ばすつもりで気軽にカップルで入ってもこれは洒落にならない空間だと思う。気まずくなること請け合いだ。少なくともある程度、人生の年輪を刻んだ人間でないとこの重々しい雰囲気には耐えられないだろう。

それでも全館しっかり見学した筆者がこの地を後にしようとしたときに、何を勘違いしたのか、小さな子供を連れた家族の一団が境内に入ってきていた。「絶対入っちゃダメだ」そう心に強く念じずにはいられなかった。

*なんか赤文字ばっかになっちゃったね>この章

見かけは普通だが
多賀神社
階段がない
宇和島駅構内
きれいな車両だった
予讃線
海の色がきれいだ
宇和島湾
すっかり毒気を抜かれた状態で境内を後にした筆者は放心状態(笑)で宇和島駅へ。スゴイもの見ちゃったなあ。宇和島駅は帰省客でごった返していてなんとも賑やか。方言が飛び交う中(いい雰囲気)、ホームへ向かう。この駅は予讃線、予土線それぞれの終点となっているが、鉄道は宇和島駅に引き込まれる形となっていて、ひらたく言うとこの駅で線路はどん詰まりになっている。よってこの駅には跨線橋が無く、少し不思議な感覚がする。

今度の列車は普通の筈なのだが、編成の都合なのか、特急車両に通常は使っていそうな豪華な車両が待っていてこれはラッキーである。宇和島駅発(10:05)。濃い青をたたえた宇和島湾を左に見下ろしながら列車は北上していく。目的地卯之町駅まで約40分の乗車となる。

宇和町って素晴らしい!次回は卯之町駅に向かいます。

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