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JR尾道駅
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| 2001年に四国、2002に東北(+函館)と続いたので、今年は西に行く年だろうということで、ほとんど未踏のまま残っていた中国地方へ向かうことにした。東京駅着(6:13)。今回はいきなり新幹線を使う。ギリギリまで自転車を持っていくかどうか悩んでいたのだが、直前の大雨で断念。これなら高速バスの方が安くあがって良かったのだが、今更悔やんでも仕方がない。ひかり111号で福山着(10:21)。さすがに新幹線は速い。ここで山陽本線に乗り換え(10:37)。20分程で尾道に到着である(10:56)。
広島⇒山口⇒島根⇒鳥取⇒岡山と中国地方を一回りするのが今回の基本プラン。初日は尾道観光に費やすことにした。駅を出るなり、ギラギラした西日本の日差しに焼かれる。暑すぎ>尾道。相当気合いを入れていかないと大変な目に遭いそうだ。駅前の観光案内所、しまなみ交流館で各種ガイドマップを入手。基本的なガイドマップだけでなく、グルメマップも別に配布されているのでとても便利だ。
日陰で日焼け止めを塗りたくってから出発。夏場の観光は日焼け対策は欠かせない。駅前を左折。国道2号線に沿って東方向へ進むと、商店街の入口に『放浪記』で知られる林芙美子の像を発見。林芙美子は少女時代を尾道で過ごしている。夜になって遠目に見たら、リアルに見えて怖いような気がする。
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芙美子像
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ここで踏切を渡り山側に移動。まずは寺回りをする。尾道の寺院はほとんどが山側(線路の北側)にあるからだ。見上げると山頂に天守閣と思しき建造物が見えるのだが、尾道に城があるというのは寡聞にして知らなかった。ガイドブックにも観光マップにも載っていない何故だろう。
細く緩い坂道をゆっくりと上っていくと昔ながらの井戸が見える。しかしこれがよく見てみると不思議な構造になっている。実際の井戸よりも井桁が遙かに高い位置に設けられているのだ。これは尾道特有の二階井戸と呼ばれるもの。江戸末期、尾道は人口増加を解消するため丘陵地を切り開いて宅地としていったわけだが、そこかしこに井戸を掘るわけにはいかず、結果としてこのような構造の井戸が生まれたらしい。下まで降りて水を汲みに行くのは手間だろうから、これは見事な生活の知恵というわけだ。
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二階井戸外観
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二階井戸
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持光寺山門
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| 最初に到着した寺は持光寺。創始は平安時代。天台宗の寺院として開かれたが、現在は浄土宗に改宗されている。無骨な山門はコンクリート製かと思ったが、実は花崗岩で出来ているらしい。境内には現在では枯死してしまった臥龍の松と呼ばれる古い松の木の幹が保存されている。
持光寺の境内を抜けて直進していくと光明寺の本堂が左手に見えてくる。こちらも平安初期の創建で、元々は天台の寺院であったが、足利尊氏の西征の際に同行した僧道空が本堂を再建して浄土宗に改めている。山門の手前の壁に沿って長々と横たわっているのは、蟠龍の松と呼ばれる市の天然記念物。蟠龍とは天に昇る前の龍のことを指す。最前の臥龍の松と違ってこちらはまだ元気のようだ。この寺は十二代横綱陣幕久五郎の墓があることでも知られている。
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持光寺から山陽本線を見下ろす
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陣幕久五郎の手形
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光明寺本堂
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蟠龍の松
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光明寺前の階段を下り、線路手前の道を右に曲がると海福寺。これはちょっと場所がわかりにくい。こちらは時宗の寺で鎌倉時代末期の開基。処刑された盗賊の首を祀った、三ツ首様は、名前はおどろおどろしいが、首から上の病に霊験あらたかな御利益スポット。
先ほどの道を戻って右へ。奇祭、ベッチャー祭で知られる一宮神社を右手に確認しつつ進むと左が浄土宗の宝土寺。室町初期の創建。この先は千光寺新道と呼ばれる石段が続く。
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海福寺
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三ツ首様
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宝土寺
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このまま登って千光寺まで行ってしまってもいいのだが、体力温存のため(弱気)、ロープウェイを利用することにしたい。前方に見える三重塔を回り込むように下る。ここは尾道市街から瀬戸内海が見渡せる格好の展望箇所となっている。この塔は通称海雲塔と呼ばれ、元々は五重塔であったのを罹災のため三重に改修したもの。更に下にある天寧寺の塔だ。この寺は足利二代将軍、義詮が建立した曹洞宗の寺院。 |
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海雲塔
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千光寺新道
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天寧寺本堂
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艮神社
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茶房こもん
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天寧寺を過ぎるとすぐにロープウェイの山麓駅なのだが、そのまえに艮(うしとら)神社を参拝。楠の古木と、拝殿の脇の巨岩が印象的だ。
駅の手前には茶房こもん。大林映画フェチには魅惑の場所らしい(『転校生』『ふたり』のロケで使用)。ちゃんと見てからくれば良かった。
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ロープウェイ乗車(片道\280)。正しくは千光寺山ロープウェイ。民家の中からロープウェイが発進するのがなんとも微笑ましい。約3分で山頂駅に到着。千光寺山は尾道のシンボル的な存在で、古刹千光寺を中心に公園、美術館、遊園地が隣接している。山頂には展望台兼レストランがあったので、ここで昼飯を摂ることにする。名物らしい揚げタコ入りの蕎麦(\840)が美味い。冷房の効いた店内でようやく人心地をつくことが出来た。 |
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展望レストラン
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尾道水道
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| この展望台は一階が入口、二階がレストラン、そして屋上が展望台となっている。屋上からは瀬戸内海を一望することが出来る。こうしてみると尾道水道が本当に僅かな幅しかないことに驚かされる。対岸に見える向島まで最も狭い箇所で200数十メートルしかない。そして左側に見える大きな橋は手前がしまなみ海道の起点となる新尾道大橋、奥にあるのが一般道の尾道大橋だ。
千光寺に向かう前に市立美術館に立ち寄ることにする。特別展として尾道の寺院に収蔵されている仏教美術品が展示されている(\500)。普段は見ることが出来ないものだけに有り難い。訪問客も少ないのかゆっくり見て回ることが出来、十分体を休めることが出来た。
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市立美術館
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尾道大橋(新尾道大橋)
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