|
|
 |
|
寝台特急彗星
|
|
起床(7:00)。昨晩の反省から駅まではタクシーで移動。昔なら歩いた距離だけど人間堕落するものである。本日は延岡から高千穂を経て、阿蘇方面に抜けるスケジュール。日豊本線で南下するわけなのだけれども、さすがは特急王国九州。特急はそこそこの本数が出ているものの、普通列車は絶望的に本数が少ない。妥協策として寝台特急彗星を使うことにした。彗星は2005年10月1日のダイヤ改正で廃止されることが決まっており、この機会を見逃すわけにはいかない。
佐伯発(8:12)。車内はそこそこの混みよう。帰省シーズンということもあるのだろう。寝台特急の彗星でも、この区間は立ち席特急券を購入すれば乗車することが出来る。既に寝台はバラされていて座席モードになっていた。山中を走るため展望はあまり良くない。およそ一時間強の乗車。延岡着(9:21)
|
|
|
|
|
 |
|
高千穂駅
|
|
 |
|
高千穂駅到着
|
|
|
|
|
 |
|
高千穂駅ホーム
|
|
|
| 延岡での乗り換えは慌ただしい。時間は僅かに7分間。実は宮崎の地を踏むのはこれが初めてで、もう少し感慨を味わいたかったのだがそうも言っていられない。乗車券を購入して既に入線中の列車に乗り込む。なんとか座席確保。でもクロスシートは取れなかったのが残念。延岡発(9:28)。高千穂鉄道は五ヶ瀬川に沿って走り、延岡-高千穂間50.0kmを一時間半かけて結ぶ。五ヶ瀬川の渓流が大地を抉り込んだ跡は凄まじく、その車窓の絶景ぶりは驚嘆に値する。よくこんなところに鉄道を通したものだと思う。
※高千穂鉄道はこの僅か一ヶ月の9月20日、台風14号の被災による橋梁流出で全線が運行停止となり、自社単独での再建を断念。周辺自治体も復興費用を出し渋ったことから廃線に追い込まれてしまう。民間主導での運行再開も模索されているようだが、現段階では見通しは立っていない。
高千穂着(10:52)。暑い。ド快晴。天気良すぎ。標高の割には涼しさはまるで感じない。高千穂の駅舎はごっついコンクリート製で切妻型の屋根に無理矢理千木?を模したかのような構造物が乗っかっている。神話の里をアピールということなのだろうか。駅前にはレンタサイクルの店、神話レンタサイクルがある(というか、あった)。
|
|
|
高千穂は路線バスも数本出てはいるが如何せん本数が少ない。自動車という脚の無い身としてはレンタサイクルでの観光が高千穂での正しいチョイスだろう。時間もあまり無いしね。
起伏の多い土地柄を反映して、この店ではデフォルトで電動アシスト付き自転車を貸してくれる。料金は2時間700円。4時間1,200円。8時間で2,000円となっている。滞在時間を考慮して4時間コースを選択。いざ出発である。
|
|
 |
|
岩戸型電話ボックス
|
|
 |
|
神話レンタサイクル28号車
|
|
|
|
電動アシスト車は平地ではフツウのママチャリと変わらない。登り勾配を感知するとウィーンとアシストが入る。ラクチンなのだが、電動アシスト車は初めての体験なのでちょっと気持ち悪い。
まずは天の岩戸神社を目指す。国道218号を快走。トンネルを抜けて、高千穂鉄道の跨線を馬門の交差点に出る。ここを左に折れる。軽い起伏を登ったり降りたりのコースをゆっくり走る。ギザギザとした高千穂の山容がとても印象的だ。
|
|
 |
|
国道218号を行く
|
|
 |
|
雲海橋
|
|
|
 |
|
拝殿
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
おがだまの木
|
|
|
 |
|
遙拝殿
|
|
|
| 天岩戸神社着(12:00)。意外に時間がかかった。鳥居の前に自転車を止めて境内に入る。天岩戸神社は東本宮と西本宮に別れていて、東本宮は天照大神を祀り、西本宮は天岩戸そのものを祀っている。言わずとしれた日本有数の古社だ。でも時間の関係で西本宮のみ参拝。東本宮も行きたかった……。
西本宮の拝殿の裏にはかの有名な天岩戸が鎮座坐している。社務所でお願いすると拝殿の裏まで案内してもらえる(撮影不可)。ちょっとした説明もしてくれて、聖地なので事前にお祓いまでしてくれる。無料でここまでしてもらっていいのだろうか。が、拝殿の裏からも天岩戸は角度の関係で直接は見えないようになっていてガッカリ。まあ、見えない方がありがたみが増すのだろうけど。
ちなみに拝殿向かって右にあるのが招霊(おがたま)の木。九州にしか生えていないらしい。天岩戸に籠もった天照大神の気を引くために天鈿女命はこの木の枝を持って舞ったのだとされている。
|
|
 |
|
岩戸川の清流
|
|
|
|
|
|
 |
|
無数の積み石が怖い
|
|
|
 |
|
天安河原
|
|
|
 |
|
霊気漂う感じ
|
|
|
| 続いて天安河原(あまのやすがわら)。西本宮から歩いて500メートル。岩戸川の清流に沿って10分程歩くと到着。天照大神が岩戸に引き籠もってしまい、困り果てた八百万の神々がこの洞窟に集って対応策を相談したとされる場所。間口の広い洞窟の奥には小さな社があり、手前の賽の河原には参拝客による積み石が周囲一面に広がる。ちょっと忘れがたい不思議な光景だけど、さまざまな人間の想いや願いが凝った場所にはやはり独特の雰囲気が宿るもので、あまり長居はしたくない場所だった。 |
|
|
|
 |
|
天岩戸橋
|
|
|
|
 |
|
石神神社
|
|
|
 |
|
天の岩戸トンネル
|
|
|
|
 |
|
棚田が広がる
|
|
|
|
|
| いい加減お腹が空いたので境内前にある食堂で昼飯にする。高千穂牛定食(\1,500)が激ウマ!激減していた体力ゲージが一気に快復する。帰途はあえて同じコースは選ばず、岩戸川の対岸に渡ってみることにする。遠目に見るとなんてことの無い風景だが、近づいてみると川の右岸と左岸には息を呑むほどの標高差の奈落がパックリと口を広げて待っている。自転車で走りながら橋下を見るのはもの凄く危険なので絶対やめるように。吸い込まれてしまいそうになる。 |
|
|
|
 |
|
高千穂鉄橋
|
|
|
|
炎天下の下、棚田が広がる長閑な田園風景の中を走る。しかし、このルート細かな高低差が予想以上にあって難渋する。電動アシスト車で無ければ死んでいたかもしれない。途中石神神社に参拝。こちらは国常立命を祀る神社で別名牛神大明神。更に進むと高千穂鉄橋の偉容が飛び込んでくる。川面からの高さ105メートルは東洋一。鉄橋の下はもちろん目の眩むような谷底である。
※高千穂鉄道廃線後のメンテナンスがどうなっているのか気がかりである。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|