旅行に出てしまった分準備期間もろもろも含めて読書時間が減少。
辛うじて10冊は読めたけどという体たらく。
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コメント |
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| gift | 古川日出男 | 集英社 | \1,300 |
静かな読後感。
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★★★ |
| ミミズクとオリーブ | 芦原すなお | 東京創元社 | \580 |
讃岐料理が美味そう。
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★★★☆ |
| アーサー・C ・クラーク |
早川書房 | \602 |
古典的名作。
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★★★☆ | |
| 須賀しのぶ | 集英社 | \495 |
エイゼンって昔からこうなのか。
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★★★ | |
| 須賀しのぶ | 集英社 | \490 |
次は地球に。
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★★★ | |
| ビートのディシプリン SIDE4 | 上遠野浩平 | メディア ワークス |
\570 |
完結。で、凪ちゃんはいったい。
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★★★ |
| 三雲岳斗 | メディア ワークス |
\570 |
わかりやすい学園伝奇モノ。
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★★★ | |
| 三雲岳斗 | メディア ワークス |
\550 |
セカンドヒロインの方がいいなあ。
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★★★ | |
| 三雲岳斗 | メディア ワークス |
\530 |
ちょっと欲張りすぎ。
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★★★ | |
| 藤木久志 | 岩波書店 | \780 |
新しい歴史認識を提示。面白い。
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★★★☆ | |
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gift [古川日出男] ★★★ 集英社 (\1,300) [Amazon] |
| ついでに…… 『ふわふわの泉』@野尻抱介<<こんなアプローチも。 |

アレクサンドル・エイゼン17歳。月面都市で札付きの問題児だった彼が志願したのは士官大学だった。難関とされた試験を突破し見事入学を果たしたものの、周囲は良家の優等生ばかり。それでも我関せずと、大学始まって以来の異端児として悪名を轟かせていくエイゼン。生え抜きのエリート、サウル・オブライエンとの出会いは彼に何をもたらしたのか。
1999年刊行。キル・ゾーンシリーズの14作目はエイゼンにスポットを当てた外伝的作品。これまで物語のバックボーンとして語られてきた、エイゼンの月面都市時代、キャッスルの兄、サウルとの交遊、悲劇的結末に終わったクーデター事件の顛末を描く。
大学生モードのエイゼンが全然今と変わらなくて笑った。確かにこんな破滅型のキャラクターが普通の組織にいたらそりゃ嫌だろう。女子大生モードのメイエちゃんは清楚な感じが出ていて◎。今回初登場のサウル君はいかにも幸薄そうなキャラクタービジュアルでなんだか哀れを誘うな。しかし、これだけの事件を息子が起こしておいて、辞めもせずに軍部に居座れるキャッスル父ってスゴイな。[2005/08] ⇒次巻

美しく着飾ったキャッスルは華々しく火星の社交界にデビューする。アフォルター本家の嫡流アロイスの婚約者候補としてその存在はにわかに注目を浴びることになる。火星国家元首ユージィンは着々と地球派兵の準備を進め、ラファエルも地球行きを決意する。キャッスルとエイゼンも火星軍に志願。舞台は再び地球へ移ろうとしていた……。
1999年刊行。キル・ゾーンシリーズの15作目。引き続き、地球派兵を前にしての地味なつなぎエピソードが続く。第一部の懐かしキャラの近況を一通りレポート。シドークンたちも久しぶりに登場。って、お前らひとまとまりになり過ぎ。よもや全員が一緒に行動しているとは思わなかった。これでようやく次なる舞台は地球か。やっぱりシドークンたちと戦っちゃったりするのかな。[2005/08] ⇒次巻

フォルティッシモとの死闘を辛うじて生き延びたビートは、柊と名乗る見るからに影の薄そうな男に助けられる。一方、高代亨ことイナズマと行動を共にする浅倉朝子はリキ・ティキ・タビと名乗る謎の人物に遭遇する。ビートを追うフォルティッシモとの最後の対決の時が近づいていた。カーメンとは何なのか。いまその秘密が明らかにされる。
2005年刊行。「電撃hp」での連載作品を文庫化したもの。これが四冊目で最終巻。フォルティッシモにイナズマというブギーポップシリーズ中でも最強クラスのキャラクターを揃えてきただけあって緊迫度が上がって終幕らしい派手な展開。すっかり忘れていたそもそもの謎「カーメン」の秘密がようやく白日の下に。意外にも正攻法というか、清々しいジュブナイル作品らしいオチでビックリ。
ラストがこれまた急展開で続きは別シリーズなのか、ブギー本編なのか気になるところ。どうでもいいことながら朝子はその女子高生スタイルで中東を歩くのは無理があるぞ。[2005/08]
| ついでに…… 『ビートのディシプリン SIDE1』@上遠野浩平<<1巻の感想から読みたい人はこちらへ。 |
血まみれで倒れていた少女を助けようとして事故に遭った緋村恭介。目覚めると少女の姿は無く、重傷であったはずの自らの怪我は驚くほどの回復を遂げていた。彼女は転校生秋篠香澄として恭介の前に再びその姿を現す。「あなたを殺しにきた」香澄はそう告げるが、そのとき二人を謎の一団が襲撃する。圧倒的なパワーで敵襲を退ける香澄。彼女の云うレベリオンの力とは……。
2000年刊行。異世界ロボットモノだった「コールド・ゲヘナ」シリーズに続いて、立ち上げたのがこの「レベリオン」シリーズ。三雲岳斗としては電撃で二つ目の作品群。美人転校生(ツンデレ系だ)、突如として備わった超能力、悪の秘密組織等々、お約束の要素をふんだんに盛り込んだ学園サイキックバトルモノ。
主人公の名前が緋室恭介で、武器が歌声という設定はベタ過ぎるけどわかりやすくて良い。個人的な希望としては学園伝奇小説として、平井和正や菊地秀行クラスの過剰なまでのケレン味に満ちた盛り上がりを期待したいところだけど、三雲岳斗だとお色気系の描写は無理かな。[2005/08] ⇒次巻
瀕死の恭介を救うため香澄は自らのR2ウイルスを感染させる。彼は意図せずしてレベリオンの人外の力を得ることになってしまう。学園の周囲で起きる凄惨な連続殺人事件。殺人者「インコグニート」の正体は?そして敵対勢力アラン・ヴィルトールの登場。強敵の出現を前にして恭介は未だ必殺技"ブラスティング・ハウル"を自在に使いこなせないでいた。
2000年刊行。レベリオンシリーズの二作目。定番だけに学園サイキックアクションはハマルと結構燃えるものがある。ショートカット文系美少女のセカンドヒロインのキャラクター配置もいい感じ。あとはお仲間の男性キャラがあと数名是非欲しいな。恭介が戦う前に倒される噛ませ犬系ね。いずれ出てくるライバルキャラがそのうち味方に回っていくという王道パターンなのだろうか。[2005/08] ⇒次巻
完全な密室状態の中で焼死した女生徒。不可能犯罪の影にはレベリオンが居るのか?調査を開始した恭介と香澄だったが、いっこうに原因は判明せず徒に犠牲者だけが増えていく。R2ウイルスを監視するアメリカの統合計画局は現地に特殊部隊の派遣を決定。そして圧倒的なパワーを誇るレベリオン原種高崗陸也の登場。混迷する事態を恭介たちは解決することが出来るのか。
2001年刊行。レベリオンシリーズの三作目。過去二作でもそうだったけど、ラスボスの正体を明かさずに最後ギリギリまで引っ張るというコンセプトを今回も使っているのだが、さすがに今回はバレバレなのではないかと。ミスリードも仕掛けてあるけど、どう見てもあの人が不自然。登場も唐突過ぎるし、使い捨て感が漂ってるし。まあ、奴はあくまでも表層的な部分をかき回していただけで、本筋に絡んでこないからそんな程度の扱いでいいのかもしれないけど。密室事件の謎まで絡めたのもページ数考えるとちょっと詰め込み過ぎだったかな。[2005/08] ⇒次巻

秀吉による刀狩りによって民衆は武装解除された。しかし果たしてそれは真実だったのか。これまで常識とされてきた歴史認識に真っ向から反論。刀狩りが導入された時代背景、実施に当たっての大名たちの反応、施行後の民衆の変化。複数の史料を読み解きながら、刀狩りが本来意図していた目的を明らかにしていく。
2005年刊行。1933年生まれで立教の名誉教授。専攻は日本中世史。
秀吉の刀狩りは武士以外の「帯刀」を禁じたもので、実際に全ての武器を民衆から取り上げた訳ではなかった。刀狩り後も武器の所持は認められており、二本差しや大刀を身に帯び(帯刀)なければ携帯すらも咎められなかった。刀狩りというと、その昔の学習マンガかなにかで読んだ、狩り集めた刀槍がうずたかく積み上げられ、憤慨してたりしょげかえってたりする無力な農民たちってイメージが強かったんだけど、この人の研究によるとそれはまるで違っていたらしい。これってけっこうスゴくない?
実際には大量の刀剣類や鉄砲を農民は所持していながら、一揆などの暴発時でも出来るだけ武器を使わずに済ますような抑止力が働いていたという指摘も興味深い。筆者はこれこそが日本人の平和の歴史への強い共同意志だと最後に述べている。自衛隊みたいな奇妙な武力を持つに至ってしまった遠因も、ひょっとするとこのあたりに求めることが出来るのかも知れない。[2005/08]