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コメント |
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| EDGE4 檻のない虜囚 | とみなが貴和 | 講談社 | \600 |
あらすじ部分で主人公の名前が「錬魔」になっている件。
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★★★ |
| EDGE5 ロスト・チルドレン | とみなが貴和 | 講談社 | \600 |
もっと頑張れたのに。
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★★★ |
| 刀語 第十二話 炎刀・銃 | 西尾維新 | 講談社 | \1,100 |
残念でした。
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★★★ |
| 理由あって冬に出る | 似鳥鶏 | 東京創元社 | \580 |
この人芝居好きなんだろうなあ。
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★★★☆ |
| DIVE!! 上 | 森絵都 | 角川書店 | \552 |
凡人の無念。敗者の怨念もきちんと描かれているところが◎
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★★★☆ |
| DIVE!! 下 | \552 | ||||
| リバーズ・エンド after days | 橋本紡 | メディア ワークス |
\510 |
無くても良かったような。
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★★★ |
| さらわれたい女 | 歌野晶午 | 角川書店 | \514 |
携帯の無い時代の誘拐。
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★★★ |
| 図書館革命 | 有川浩 | メディア ワークス |
\1,600 |
言うほど柴崎の恋愛スキルは高くない気がする。
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★★★☆ |
| 誇り ドラガン・ ストイコビッチの軌跡 |
木村元彦 | 集英社 | \571 |
姉妹作『悪者参上』も読まないと。
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★★★ |
| 扉の外 | 土橋真二郎 | メディア ワークス |
\530 |
全三巻らしい。
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★★★ |
| 夜の記憶 | トマス・H・クック | 文藝春秋 | \619 |
とにかく徹頭徹尾地の底を歩き続ける暗さ。
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★★★☆ |
| 暁の脱出 グインサーガ117 |
栗本薫 | 早川書房 | \540 |
マーロール急にいい人になっている件。
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★★☆ |
| クリスタルの再会 グインサーガ118 |
栗本薫 | 早川書房 | \540 |
フロリーはいくらなんでもキョドリ過ぎ。
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★★☆ |
| 99%の誘拐 | 岡嶋二人 | 講談社 | \695 |
古き良きパソコン通信の時代。
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★★★ |
| マリア様がみてる キラキラまわる |
今野緒雪 | 集英社 | \438 |
吉乃のしたことはけっこう酷いよね。
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★★★☆ |
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EDGE4 檻のない虜囚
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| ついでに…… 『99%の誘拐』@岡嶋二人 <<携帯の無い時代の誘拐つながりで。 |
テロリストによる原発襲撃事件が発生。サスペンス作家当麻蔵人の著作が襲撃の際に参考になったとされ、その作品が発禁に追い込まれそうになる。テロ忌避の世論に乗り、メディア良化委員会は言論弾圧を一気に進めようとする。いち早く当麻蔵人の身柄の確保に成功した図書隊は事態を打開すべく起死回生の反撃に乗り出すのだが……。
2007年刊行。言論の自由、表現の自由を脅かすメディア良化委員会と戦う図書隊の活躍を描く『図書館』シリーズの四作目にして最終作。一作目が出たのが2006年2月だから二年も経たずに完結ということになる。ペースの早さと、人気シリーズを僅か四冊で終わらせる思い切りの良さに驚きである。これまでは中編作品が数作入っている構成だったが、今回は一冊全て使って一つのお話となっている。
なにこの激甘展開。既に前巻でバカップルぶりのオーラを醸し出していた郁と堂上教官。なんかだかもうタガが外れてしまったかのようないちゃつきぶりに衝撃。最初のカモミールティデートのあたりから、後半の銃撃戦から書店でのラブシーンに至るシーンといい全編ラブラブ波動でまくりで目眩がしてきそう。まあ、たまにはこういう甘々なお話しも良しとするか。上司と部下モードをプライベートモードに切り替えた堂上教官がなかなかにS体質でイイ。
特別な権限を有していたわけでも無いだろう柴崎に、そんな重要な交渉任せて良かったのか。手塚兄のあっさり転向する姿にはビックリである。それでは確かに部下も裏切りたくなる気持ちは判る。全体的に主人公側に追い風の展開ばかりで、良化委員会側がなすすべもなくやられすぎで、歯ごたえがなかったのが物足りない。言葉狩りや、出版社側の過剰な自主規制などなど、人目に出にくい問題をエンタメ小説のオブラートに包みながらも、世に提示して見せたことは評価すべきかと思うけど、ここまで踏み込んだのであれば、統制したいと思う側の思想も示して欲しかった。概ね面白かったのだけど、この部分だけは不満。
コミカライズも始まり、2008年の4月からははアニメ化も決定。ってことで今後はメディアミックスで盛り上がりそう。アニメは四巻までやるのかな。いちおう完結しているのでやりやすいかもしれない。引き続きこちらは追いかけていく予定。[2007/12] ⇒感想を最初から
ピクシーこと、ドラガン・ストイコビッチは1965年生まれ。ラドニツキ・ニシェを経て、名門レッドスター・ベオグラードに移籍。代表でも活躍しイタリアワールドカップではベスト8に入る。順風満帆に見えた彼のサッカー人生だったが、祖国ユーゴスラヴィアの内紛が暗い影を落とす。屈辱のユーロ92出場権剥奪から、日本への移籍、そして引退に至るまでの足跡を辿る。
2000年刊行。1998年に出た単行本 [Amazon] の文庫版。『オシムの言葉』 [Amazon] で一躍ベストセラー作家になった木村元彦の処女作。ちなみに元彦は「ゆきひこ」と読むらしい。サッカージャーナリストきってのユーゴ通が、ドラガン・ストイコビッチの人生を綴ったスポーツノンフィクション作品。
ストイコビッチは旧ユーゴの選手でセルビア人。ここ数ヶ月ユーゴ関連の本を読んできたから判りやすいけど、セルビアはユーゴ紛争の当事国で一方的に悪者扱いされた挙げ句に国際政治的に惨敗した国だ。ユーゴへの制裁措置として、ユーロ92、ワールドカップアメリカ大会への参加権が剥奪される。最盛期のピクシーのプレイは国際大会で披露されることが無かった。
筆者は実際にユーゴを訪問して取材を敢行しており、ユーゴ紛争の戦勝国であるクロアチアの豊かさ、敗戦国であるセルビアの貧しさをつぶさにレポートしている。未だ瓦礫の山だらけの首都ベオグラードの惨状にはショックを受ける。ユーゴスラヴィア連邦の解体に併せて、オシムに率いられ史上最強と呼ばれたユーゴスラヴィア代表チームも崩壊を遂げていく。何のためらいもなく自国の代表チームを応援出来る自分の立場がいかに恵まれたモノであるかを痛感させられた。
本書ではストイコビッチの選手人生を青年期から引退直前まで取り扱っている。が、サッカー人生の前半部分レッドスター、マルセイユ時代についてはわりとあっさり。90年のイタリアワールドカップも描写は少なめ。グランパス移籍以降のエピソードがメインで、どうせなら日本に来る前の話が知りたかっただけにちょっとガッカリ。しかしこの人、いくら治安が良くて給料が良かったとはいえ、1994年当時のJに来てくれたよな。2000年以降のJファンとしては、この選手の活躍をリアルで見ることが出来なかったのが返す返すも残念。ま、来期監督として名古屋に戻ってくるようだけど、名古屋だからなあ。[2007/12]
| ついでに…… 『ユーゴスラヴィア現代史』@柴宣弘 <<ユーゴに起きたことについてはこちらで。 『悪者参上』@木村元彦 <<ユーゴ代表メインならこちらを。 |
修学旅行に出かけたはずが謎の施設に囚われの身となってしまった二年四組の面々。そこにはソフィアと名乗る人工知能が現れ、自分の指示にさえ従えば生命と衣食住を保証すると告げる。本能的な嫌悪感から人工知能の保護を拒否してしまう紀之。彼は「扉の外」に何があるのか疑念を感じるようになる。「扉の外」にあったものとは……。
2007年刊行。第13回電撃小説大賞の金賞受賞作品。「このライトノベルがすごい!2008」で27位にランクイン。全三冊で既に完結しているらしい。
修学旅行中に拉致監禁って、『バトルロワイアル』 [Amazon] っぽい出だしと見せかけておいて、実は映画の『CUBE』 [Amazon] っぽい展開。特集空間に封じ込められて集団生活。内部は謎の存在が定めたルールが存在する。小川一水の『老ヴォールの惑星』収録の「ギャルナフカの迷宮」にも近いかな。
クラス単位で囲いこまれた集団がいかに秩序を保ち、または崩壊させ、組織を維持していくのか。第一巻では、委員長タイプ、秀才タイプ、女神様タイプそれぞれのカリスマが率いた組織の成功と破綻を描いていく。しかし最近の話って活躍するのが女の子ばっかりなのな。リーダー三人がみんな女子なんだけど。売るためには致し方なし?インパクトは弱いながらも、人間ってのはこんなもんだよな!ってそれなりに示して見せたのは評価すべき。あとは続きに期待。きちんと風呂敷を畳めるかどうかだな。[2007/12]
作家ポールは幼少時に両親を交通事故で失い、その後、姉を目の前で惨殺された不幸な生い立ちを持つ。恐怖の記憶を吐き出すことで作家として世に出ることが出来た彼は、資産家アリソン・ディヴィスから奇妙な依頼を受ける。それは半世紀前に起きた未解決事件に納得のいく結末を見つけて欲しいというものだった。五十年の歳月を経て蘇る事件の哀しい真相とは。
2000年刊行。オリジナルの米国版は1998年刊行。「このミステリがすごい!2000」の海外ミステリ部門第七位にランクインした作品。
クックお得意の記憶の中の殺人モノ。ディヴィス家の領有する保養地リヴァーウッドで起きた少女の死を巡る物語。少女は何故死ななければならなかったのか。真相を解き明かして欲しい。但し、それは事実では無くても良い、もっともらしい物語を遺された者達に与えてくれれば良いというのがミソ。
次から次へと発見される証拠品、重要証言、それにつれて変わっていく容疑者たち。新たなる仮説と可能性。可能性の試行錯誤を楽しむアントニイ・バークリーの『毒入りチョコレート事件』 [Amazon] 的な面白さがあり、そしてそこに主人公の抱える少年時代の悪夢がフラッシュバックしてくる。二つの事件の絡め方、読ませ方が相変わらずの職人芸。再三蘇る悪夢の描写が本当に怖い。
いずれの事件も既に終わってしまった物語で、その悲劇的な結末は生き残った者達の人生に暗い影を落としている。リヴァーウッドの事件に関わることで、主人公は直視することを避けていた自らの心の闇に向き合わざるを得なくなる。暗澹たるラストに一抹の救いを与えたところはこの作家の良心なのだろうか。これまでに読んできた記憶シリーズの中でもとりわけダークな一作だった。[2007/12]
タイスの水神祭もついにおおづめをむかえる。闘技大会の決勝で、グインは不敗の大闘王ガンダルにからくも勝利するが、代償として重傷をおってしまう。そのとき、騒然とする場内に剣闘士マーロールが現れる。彼は、タイス伯爵タイ・ソンの旧悪を暴露し、その罪を告発する。周囲が大混乱に陥る中、グインたちはタイス脱出計画を実行にうつす。
2007年刊行。シリーズ117冊目。ようやく。ようやく、これで長かったタイス編がオシマイになってくれた。一番お下劣なタイス水神祭最終日夜の狂騒を描かずに終わるとは思わなかった。
とりあえず、ガンダルさんの勇姿に合掌。なむなむ。しかし、タイス脱出をあれだけ大変そうに思わせておいて、ここに至ってオールマイティカードヴァレリウスを切ってくるってのはどうなのよ。魔導使ったらなんでもアリじゃん。だったらタイスに入る前になんとかしてやれよ>>ヴァレリウス。[2007/12] ⇒次巻
ヴァレリウスの助けをえてタイスからの脱出に成功したグインたち一行は、一路パロの首都クリスタルをめざす。一報、カメロンの間諜であったブランは、グインに別れをつげ、ひとりゴーラへ向けて旅立つ。長い旅を終え、クリスタル入りしたかれらをパロ女王リンダが出迎える。失われたグインの記憶ははたしてもどるのだろうか。
2007年刊行。シリーズ118冊目。
魔導師パワーでこれまでの苦労はなんだったのってくらい簡単にパロ入りするグインたち。ホント、もう少し早く出てきて欲しかった。幸いにも自由国境地帯の風俗とか、サラエムの街並みなんかを微に入り細をうがって説明されることもなくクリスタルに到着。相変わらずマリウスのぼやきがウザイけどそれはスルーで。
主なトピックスとしては、これでグイン×リンダのラブラブフラグがようやく立ちはじめたかしらんというところか。ここしばらく、完全スルーされているシルヴィアちゃんのその後もそろそろフォローして欲しいものだ。あ、それから丹野さん、どうせイラスト入れるならコスプレリンダの絵を何故描かない!!もうすこし読み手の欲求を汲み取って欲しかった。[2007/12] ⇒次巻
会社社長生駒洋一郎は一人息子の慎悟を誘拐され、なけなしの会社運転資金を脅し取られてしまう。息子は無事に戻ったものの、会社は大手に吸収合併され、生駒は失意のうちに人生を終える。十二年後。成長した慎悟はかつての犯人たちを相手取り、同様の手口での誘拐事件を実行にうつす。最新技術を駆使した、前代未聞の誘拐劇は果たして成功するのか。
1988年に徳間書店から刊行され [Amazon] 、後に1990年に徳間から文庫化 [Amazon] 。本書は2004年に出た再文庫版。第十回の吉川英治文学新人賞を受賞した作品。岡嶋二人往年の名作である。
この手の話で毎回突っ込んでる気もするけど、やっぱり携帯電話が無い時代の誘拐犯罪にはもの凄い違和感を覚える。本作品ではハイテク(当時)を駆使した誘拐描写がウリ。なにせ、1988年なのでインターネットも普及していなくて、まだパソコン通信の時代なのですな。ラップトップパソコン、音響カプラ、通信ソフトに、草の根BBS。ああ、なにもかもが懐かしい。今となっては、逆に解説が必要になってしまうかもね。
誘拐犯自らが、金の受け渡し役として自らを指名するので、究極の次作自演劇が必要。警察や被害者家族が聞いている中で、電話で会話するシーンまであったりして、本来どう考えても無理なところをハイテク装備で乗り切っていく。でもやっぱりこれ、ちょっと冷静な人がいたら変だと思うだろ。特にスキーの部分は主人公自身の突っ込みが作中で入ってるけど、瞬時に指示を出すのはどう考えても第三者には無理。警察が疑わないのはいくらなんでもオカシイよ。[2007/12]
| ついでに…… 『さらわれたい女』@歌野晶午 <<こちらも携帯の無い時代の誘拐モノ。 |
卒業式を間近に控えたリリアン女学園。「三年生を送る会」を終えた翌日。祐巳たちは祥子の呼びかけで遊園地に出かけることになる。迎えに来た柏木さんの車に同乗していざ出発!しかし祥子の様子がおかしい?ここ数日祐巳の頭を悩ませてた、一つの謎の答えが明らかになる。三々五々、遊園地に集うリリアンの少女たち。冬の日の一日は瞬く間に過ぎていく。
2007年刊行。年末恒例のマリみて最新刊。いつもながらペースを落とさずによくも出るもんだ。主要キャラ勢揃いの遊園地編。祥子たちが卒業する直前回。薔薇さまたちのいる最後のひとときを美しくもまったりと描く。
祥子、謎の猛勉強はそんなオチだったか。さすがにこの時点から他校を受験して、展開をシリアスにはしないか。その分、志摩子さんに更にハードな秘密があってビックリ。蔦子さんの話も地味ながら進展しててイイ。カメラ関係の小ネタとか、いつもながら枝エピソードの作り方が上手。久々に出てきた可南子ちゃんは、役割がツンデレドリル翻訳機として落ち着きそうでちょっと嬉しいな。
数多くの登場人物たちに、きちんとした見せ場を与え、過去の伏線を回収し、新たな伏線を貼り、関係を深化させ、それでいて祥子たちとの最後の時間を限りなく綺麗に描いてみせた神巻、と、個人的には高く評価したい。[2007/12] ⇒次巻