
1991/09/25〜1991/07/25
ファンタジーノベルシリーズ最短の二ヶ月という短期間での新刊リリースとなった。
非ファンタジーノベル系作家(この時点では)小野不由美の『魔性の子』が登場しており、
ようやくレーベルとしてのボリューム感の欠如に気付き始めた頃なのではと邪推。
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小野不由美 \466(税別) |
入手困難度:★★★★★
→新潮文庫版は入手可 お薦め度:★★★★ |
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<作者プロフィール> |
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大分県出身。大谷大学仏教学部出身。在学中は京都大学推理小説研究会に所属。1988年『バースデイ・イブは眠れない』(講談社X文庫ティーンズハート)でデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』(講談社X文庫ティーンズハート)、『十二国記』シリーズ(講談社文庫ホワイトハート)、『東亰異聞』『屍鬼』(共に新潮社)、『黒祠の島』(祥伝社)などがある。著作多数。 |
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<作品プロフィール> |
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小野不由美の人気を不動のものとした『十二国記』シリーズの外伝的作品。ファンタジーノベルシリーズへの書き下ろし作品。『黄昏の岸 暁の天』(講談社文庫/講談社文庫ホワイトハート)と内容的に裏表の関係にある。ファンタジーノベル版絶版後も早々に新潮文庫入りした。本シリーズ中もっとも高い販売実績を残した作品と推測される。現在でも新潮文庫として入手可能。 |
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<作品内容> |
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教育実習生として久しぶりに母校を訪れた広瀬はそこで高里という奇妙な生徒に出会う。「祟る」と畏れられ周囲から孤立している高里だったが、広瀬は高校時代の自分と同じものを見いだし関心を持つようになる。怪現象の原因は高里の幼少時の神隠しにあるようなのだが、次第にエスカレートする「祟り」はやがて彼らを追いつめていく。 |
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<コメント> |
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読後感の切なさが印象的な一品ですが、背景的事情が良くわからないので読者としては釈然としないものが残る。このもやもやが解決したのは2001年に入ってから。待たせすぎです>小野不由美。ブックレビューはこちら。『黄昏の岸 暁の天』のレビューはこちらで。 |
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流星香 \427(税別) |
入手困難度:★★☆
お薦め度:★★★ 本人HP:流星香 |
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<作者プロフィール> |
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「ながれせいか」と読みます。代表作に『プラパ・ゼータ』シリーズ『天竺漫遊記』(共に講談社X文庫ホワイトハート)、『影法師・暗狩』『帝国猟奇探偵社』(共に小学館キャンパス文庫)がある。他著作多数。 |
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<作品プロフィール> |
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流星香第三作。『魔剣伝』シリーズの外伝的作品。ファンタジーノベルシリーズへの書き下ろし作品。 |
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<作品内容> |
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戦国時代後期。戦場で青の魔剣を手に入れたことで少年コナタの運命は大きく変転していくことになる。自らの出生に隠された意外な事実に衝撃を受けたコナタは「男でありながら女であるもの」へとその身を変え、京の都を目指し旅立つ。一方赤の魔剣を身に帯びたシナの姿も京都に。宿命の戦いを運命づけられた二振りの魔剣が遂に出会う。 |
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<コメント> |
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最短での続編リリース。上下巻構成にしても良さそうな気もします。タイトルだけでは判りにくいですが、こちらの方が後編です。 |
他社ライトノベル叢書で実績のある菅浩江を投入。ってことで、
ライトノベル系への指向を感じますが、トータルでの発行点数の少なさはいかんともしがたいものがあります。
『東方見聞録 竜の伝説』は無理矢理このシリーズに押し込んだ感を強く感じます。
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広井王子 \466(税別) |
入手困難度:★★★
お薦め度:★★ |
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<作者プロフィール> |
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株式会社レッドカンパニー総帥。マルチクリエイター。アニメ/マンガ原作、小説、ゲーム企画など多岐に渡り活躍。代表作品は『天外魔境』シリーズ(ハドソン)、『サクラ大戦』シリーズ(セガ)がある。 |
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<作品プロフィール> |
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緒形直人主演、ヒロイン役に設楽りさ子、井筒和幸監督の映画『東方見聞録』のノベライズ作品(実際の映画の方は劇場公開に至らなかったらしい)。ファンタジーノベルシリーズへの書き下ろし作品。 |
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<作品内容> |
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戦国時代。伊上家の内乱に足軽の一人として動員された福助は合戦の最中に三郎佐と名乗る武士を捕らえる。三郎佐は伊上家に伝わる財宝の隠し場所を知っていると語る。かくして宝探しに乗り出した福助たち。目指すは竜神さまの住まう滝。ポルトガルからやってきた謎の西洋騎士一向も仲間に加わって、数奇な冒険行が始まる。 |
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<コメント> |
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リストなんであんまり批判めいたことは書きたくないのですが、唯一「読まなくていい」と断言出来る一冊です。こういうレベルの低いものを入れちゃいかんです。 |
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菅浩江 \388(税別) |
入手困難度:★★★★
→トクマデュアル お薦め度:★★★★ 本人HP:菅浩江HP |
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<作者プロフィール> |
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京都出身。『ゆらぎの森のシエラ』(ソノラマ文庫)でデビュー作。代表作に『雨の檻』(ハヤカワ文庫)、『氷結の魂』(トクマノベルズ)、『鬼女の都』(祥伝社)がある。『永遠の森 博物館惑星』(早川書房)で第54回日本推理作家協会賞受賞。 |
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<作品プロフィール> |
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菅浩江の長編第六作目。ファンタジーノベルシリーズへの書き下ろし作品。1992年の星雲賞国内長編部門受賞。一時絶版となっていたものの、2001年に入って徳間書店の徳間デュアル文庫の一冊として復刊した。 *未確認なのですがこれって新潮文庫版が一瞬存在したような気がするのですが気のせいですか?持ってる人いたら連絡下さい。 |
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<作品内容> |
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異形の女たちの暮らす街メルルキサス。人とも獣ともつかない遊女たちが春を売る螺旋の街で生まれた少年イェノム。唯一の男である彼は<街の子供>として育てられ今年で十五歳になる。いつまでたっても子供扱いされることに苛立ちを覚えるイェノムだった、そんな彼の元へトリネキシア商会から追われる少女カレンシアが現れる。 |
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<コメント> |
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バリバリ書いてた頃の菅浩江の代表的作品。ボーイミーツガールモノの良作であり、「Boy」が「Man」になる成長物語でもあります。ブックレビューはこちら。 |
これが最終配本です。
ファンタジーノベル・シリーズは二年間の短い命を終えることになります。
第三回ファンタジーノベル大賞の最終候補作から『六番目の小夜子』を刊行。
これが個人的にはこの叢書最大の功績だと思ってます(笑)。
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流星香 \388(税別) |
入手困難度:★★☆
お薦め度:★★★ 本人HP:流星香 |
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<作者プロフィール> |
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「ながれせいか」と読みます。代表作に『プラパ・ゼータ』シリーズ『天竺漫遊記』(共に講談社X文庫ホワイトハート)、『影法師・暗狩』『帝国猟奇探偵社』(共に小学館キャンパス文庫)がある。他著作多数。 |
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<作品プロフィール> |
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流星香第三作。『魔剣伝』シリーズの外伝的作品。魔剣という共通モチーフは用いつつも時代を数百年逆行。平安時代末期の牛若丸を中心に据えた構成となっている。ファンタジーノベルシリーズへの書き下ろし作品。 |
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<作品内容> |
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シナとコナタが活躍した前作から遡ること数百年。平安時代末期。一振りの魔剣。黄金の太刀を振りかざす一人の少年がいた。牛若丸と呼ばれるこの少年は鞍馬の山中に住む稚児。しかし数奇な運命は牛若丸に過酷な試練を与える。魔人弁慶との出会いはその人生に新たな転機をもたらすのだが…… |
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<コメント> |
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いきなり時代を逆行して読者を戸惑わせたシリーズ第三作。これもまだ時々売ってるのを見かけます。比較的入手しやすいと思います。 |
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恩田陸 \388(税別) |
入手困難度:★★★★★
→新潮文庫版は入手可 お薦め度:★★★★★ |
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<作者プロフィール> |
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1964年仙台生まれ。早稲田大学卒。本作が第三回ファンタジーノベル大賞の最終候補作となる。第五回ファンタジーノベル大賞にて『球形の季節』(新潮社)が優秀賞を受賞。主な作品に『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』(共に講談社)、『光の帝国』『ネバーランド』(共に集英社)がある。他著作多数。 |
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<作品プロフィール> |
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新潮社主催の第3回ファンタジーノベル大賞応募作。選外となったものの加筆改稿され、ファンタジーノベル・シリーズの一作として刊行。ファンタジーノベル・シリーズの消滅と共に一時絶版となるが、90年代後半の恩田人気を受けて単行本にて復刊という異例の経緯を辿る。2001年に新潮文庫として再文庫化。2000年にはNHK教育枠にてドラマ化されている。 |
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<作品内容> |
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地方の進学校に伝わる『サヨコ』という名のゲーム。3年に一度サヨコの名を継ぐものは学園祭でその証しを示さなくてはならない。十数年間にわたり連綿と受け継がれてきたサヨコの印。そして六番目の小夜子の年。転校してきた少女の名は津村沙世子。それは不慮の死を遂げた二番目の小夜子と同じ名前だった。 |
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<コメント> |
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そもそもこのリストを作ったのも本作あればこそ。とてもこのスペースでは書ききれないので詳細は特設ページにて。ブックレビューはこちらで。恩田陸の作品リストもあり。 |
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