| 最終回。あいかわらず燃えております北校舎。燃えさかる炎の中、雅子の絶唱が素晴らしいです。この瞬間完全に主役コンビを喰ってます。化けたねこのコ。
んで、雅子の想いを受け止めて、危険を省みず封印された戸棚へ戻る玲。この場面はサヨコ伝説を守るつもりであれば、台本でなく花瓶か実行委員会のマニュアルを持ち出すべきで、あえて台本(しかも玲にとっては偽の)を持ちだしたところに、雅子に対する玲の友情を感じることが出来て良いシーンですね。
そして逃げられなくなった玲を救いに現れる王子様(笑)はやっぱり秋じゃなくて沙世子なんだな。諦めかけた玲を励ます沙世子。二人だから助かる。二人で力を合わせて。一方的な依存関係に陥らない、対等に助けあう二人。うーんテーマは友情ですね。
さて、北校舎が燃え落ちると、あとは閉じ行く物語の余韻を味わいつつラストシーンへ。静かにエピソードが紡がれ、それぞれの扉が開いていきます。三番目のサヨコだった兄の事を語る雅子。憑き物が落ちた感じです。こうしてた方がやっぱりかわいいぞ。同時平行で学校でも明らかにされる偽サヨコの謎。加藤もちょっぴり成長の兆しがうかがえて微笑ましいです。
サヨコなんていない
サヨコはいつでもいる
このセリフが実に印象的。西浜中学でのこれからのサヨコのありかたを示しているような気がします。誰かにとってサヨコが必要になったとき、再びサヨコ伝説は蘇るのはないでしょうか。
碑のまわりに花の種を植える沙世子。思えばこれが彼女なりの餞別だったのでしょうか。もう鍵はいらないなと問われて微笑む沙世子。彼女もまた扉を一つ開けたようです。
風景ではなく人物を取り始める秋。一番最初はやっぱり玲からなのか。そして多佳雄パパとの和解。「おとうさん」って呼ばせるのはあまりに直球勝負だけど、ま、この物語ならアリとしよう。
そしてクライマックス。玲と沙世子の別れのシーン。そう、転校生とはいつかは去っていくもの。お客さんだもんね。始めて互いの名前を呼びあうふたり。予想通りの王道パターンなんだけど、効果として有効であるから王道なわけで、
忘れないから
もうこのヘンから涙で画面がにじんでよく見えないわたし(泣)。全国100万人(推定)のサヨコファンもきっと忘れないぞ。『破稿・銀河鉄道の夜』(芝居です。マイナー作品だけど知ってる人いる?)のラストを髣髴とさせる、切なくも爽やかな別れのシーンでした。
で、大ラス。絶対あるんじゃないかと思ってたサヨコ伝説の継承。でもよその学校でやってるとは?普遍的な存在としてのサヨコを現わしたかったのでしょうか。謎を残しつつ劇終。気になるぞ。
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