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419円(税別) 2000年8月25日 初版発行 ISBN4-344-40004-6 |
楢崎練は中学二年生。幼い頃に両親が離婚。現在は父方の祖父の家で暮らしている。そんな彼はこの夏中央アメリカに居た。離れ離れになった家族が年に一度集まるのだ。考古学者の賢、ジョウネツテキに生きる千鶴子、そして会うたびに美しさを増していく千華子。時が経つにつれて変わっていくお互いの気持ち。気持ちのすれ違いが限界に達しつつあった彼らに決定的な瞬間が訪れる。 |
第一巻感想 |
というわけで始まったシリーズ第一巻。毎月でるのかと思ってたら隔月なんだね。どうりで9月に新刊が出ない筈だ。いきなりおちちゃったのかと思いました(失礼)。全五巻ということは終るのが来年の四月。ものすごい先ですね。このごろの恩田は各誌で連載を持ちまくっているので、果たして無事に毎回出版されるのか密かに不安な部分があります。
専業作家となってからというもの、矢継ぎ早に様々な作風を見せてくれている恩田ですが、本作ではついに冒険小説!に挑戦。主人公が少年(中学二年生)なので、ジュブナイル小説の側面も持ち合わせている様子。 第一巻ということで、今回は登場人物の関係描写に終始した感がある。物語が動きはじめるのはこれからなのでしょう。現代の少年少女としては複雑な家庭環境の中で育ってきた主人公というのを丁寧に描写していきます。 なんといっても気になるのは千華子ちゃんとの今後でしょう。離れて暮らしているとはいえ、なあんか仲良すぎる兄妹だなあと思ってましたが、本作終盤で明かされる衝撃の事実に、動揺する練くんがええですね。このあとどうなる。 |
今後の予想どれも絶対無いと
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<魔境伝説編>
密林をさまよう練と千華子は古代マヤ文明の遺跡に迷いこんだ。そこで二人は古代文明が残した奇跡の遺産を手にしてしまう。それは人類が未だ手にしたことがない超科学だった。秘密を手にした二人に反政府軍の一団が迫る。彼らは生き延びることが出来るのか。 <禁断の愛編> 密林を彷徨する練と千華子。灼熱のジャングル。襲いかかる野生動物。さまざまな苦難を切り抜けていくうちに二人の絆は深まっていく。「ちかこっ」「れんっ」なんだか盛り上がってしまう二人。誰もいない密林の中でふたりは新しい人生を切り開いていくのだった。って千華子ちゃんまだ小学生だぞ。 <本格推理編> ヘリから落下した二人は現地の村人に救われた。未だ近代文明を拒みむかしながらの生活を続けるこの村の中で起きた不可解な殺人事件が発生する。密室の中で次々と殺されていく村の長老たち。名探偵兄妹の推理が冴えわたる。 <戦場編> 奇跡的に助かった練と千華子だったが、二人は運悪く反政府軍に囚われてしまう。千華子を人質に取られた練はやむなく反政府軍に身を投じることに。始めての戦い。握らされた冷たい銃把。狂気の戦場で次第に練の精神の平衡は蝕まれていく。 |
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勝手に
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ヘリから投げ出されたあたしと練を待っていたのは灼熱の太陽と牙をむく野生動物たちでした。寄る辺もなくただ逃げ惑うわたしたち。なんでこんなことになってしまったんだろう。そして反政府ゲリラたちの魔の手がわたしたちに迫るのです。次回『緑の底』。見てください。(Vガン風)
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